2021/05/29

こんにちは
ネットニュースを見て驚いたのですが、列車の運転士が酒気帯び状態で運転操作をしていたそうです。
ニュースによれば
グループ会社の「JR西日本メンテック」の60代の男性運転士が、夜に焼酎をコップ3杯飲んだ翌朝、京都府向日市にある車両基地内で、酒気帯びの状態で、列車を運転していたことが分かりました。
この1年間で8回、同様の飲酒運転を繰り返していたということです。
運転する前には、アルコール検査を行う決まりですが、その検査も適切に行われていませんでした。
という事で、おそらく駅と車両基地の間、もしくは車両基地構内だけを運転する「構内運転士」と思われますが、私たち営業線を運転する運転士と同じ免許を持っている人間が酒を飲んで運転していたそうです。
お客さんを乗せる仕事では無いですが、大事故につながる可能性がありますし、私のお酒に対する常識と言いますか、本当にアルコールの検査は、大手はもちろん中小規模の鉄道会社に至るまでめちゃくちゃ厳しく、アルコール検知器にはパンを食べた直後でも引っかかる可能性のあるくらいの精度の機械を使い、点呼助役が対面で監視、もしくはですがビデオ通話等であっても必ず対面で点呼を受けアルコールチェックを行います。
車を運転出来るくらいの基準値だとしても列車はダメと言う位ですので、前夜というのは具体的に何時か知りませんが、朝引っかかる可能性があるのなら飲酒はするべきでは無いのは当然です。
にしても、JR西日本メンテックと聞くと正直委託の会社の中でもよく聞く名前の会社ですが、そんなチェックの甘い会社だと思いませんでした。
細かい決まりまではわかりませんが、飲酒運転、酒気帯び運転の基準は厳しく、大抵の場合アルコール検知器に引っかかった場合その時点で乗務は禁止で、場合によっては(と言うよりおそらく通常は)社内処分(出勤停止等)になりますが、このように乗務した場合は動力車操縦免許の免許停止や剥奪処分の対象になります。免許の停止は国土交通省の命令によりますが、それプラスで社内処分になるかと思います。勿論そんな状態で運転させた会社にも責任はあります。
なので酒気帯びによる動力車操縦免許の停止などの処分はアルコール検査の制度が出来てから初めてのことなのでは無いのかなと思います。