2021/05/29

あるツイートを見つけました

「現役駅員の本当の話」と言う名前でツイッターをやっておられる方の発言です。
まず思ったのが、「お前に何がわかる?」ということです。
YouTubeのビデオを見ただけで経験をした訳でもないのによくそういう事を軽々言えるなと。本当に駅員なのかと。
さて、まあ軍隊並みに厳しいと噂される会社もありますが、基本時に試験の点検時は声は大きく言わないと行けません。別に声がかれるほどという訳ではありませんが、試験官に確実に声が届くようにという意味でもあり、声が聞こえにくくて試験官が何を言っているかよくわからなかった…と判断されて原点されるのは損です。そういう意味で大きな声を出します。
後は大きな声をだし慣れとくと言うのもあって、やはり非常時大きな声を出して誘導する必要があることがあります。もちろん車掌とかもそのスキルは必要ですから訓練時はそれなりに声を出せと言われると思いますが、現場によっては拡声器がない場合などもあります。あと、大きな声というのは何かあった時に急に出るものでは無いんですよね。実は。
あと軍隊並みと言いますが、軍隊も国民を守るために厳しい訓練を受けているのと同じく運転士もまた、お客様の命を預かっています。武器を持っていないだけで似たようにも思えます。

確かに声を張り上げるだけで安全を保たれるのかと言ったらそうでは無いでしょう。
じゃあ指差し確認だって同じですよね?別に指をささなくても信号や標識を守れば事故には至りません。でも指差し確認はします。
その時に声も出します。それが指差し確認呼称です。
一見無意味だとしてもそれをやることによってより一層確実に安全を保つことができます。
私も厳しい訓練をしてきましたので分かります。
訓練と言っても別に走ったり、障害物を乗り越えたり…とかでは無く、故障時の処置や、車と接触した場合の対応など様々な異常事態を想定した訓練です。
あ、話はそれましたが、始業点検、もしくは出区、出庫点検とも言いますが、これはそもそも声の大きさもですが何より制限時間内に数多くの項目の点検箇所をひとつも抜かさずに、尚且ついくつかの不点箇所を見つける試験があり、大きな声を出すのは、試験官にハッキリとどこを点検するか伝えるためでもあります。もちろん声が出かければいいかと言えばそうでは無く指もハッキリとどこを点検しているか差さなければ行けません。

まあこのように時代錯誤と思われがちですが、実はとても必要性のあるものですし、飛行機はわかりませんが、バスの免許を取るときと全く試験環境や内容が違うということで鉄道は厳しく見えるのかなと思います。