2021/05/29

こういうネットニュースを見つけました。

内容は…
JR九州の筑豊線で20代の男性運転士が16日、運転中に携帯電話でゲームなどをしていたことが分かりました。事故などは起きていません。
列車の運転士が営業運転中にスマートフォン(以下スマホ)を操作していたのを乗客に見つけられ通報されて発覚したというものです。
乗務中に個人所有のスマホをこっそり操作していた場合、発覚する大半の理由は乗客からの通報です。
バスの乗務員が以前、運転中にスマホを操作していたのがバレたと言うニュースもありましたが、列車の場合は車両によって運転士の真後ろに窓ガラスがあり丸見えですし、ワンマンの列車だったということもあり、車内ミラーから見えたり、集札業務の為に仕切り扉が開けたままにする場合があり運転席内は丸見えです。
バスなら斜め後ろから覗かない限り、見つけにくいでしょうし、貸切などの場合は尚更のことだと思いますが、列車は自然に運転席に目をやればバレてしまうものです。
運転士も運転室内はある意味ひとつの部屋である訳ですから、よっぽど背後の視線に気に取られてない限りは見られていると気づきにくいでしょう。
ちなみに、この運転士ですが…
JR九州にこの運転士は「走行中にはゲームをして停車中には美容室を予約していた」などと話し、乗務歴は8カ月ですが、「今回だけでなく過去にも同様の行為をしていた」とも、話しているということです。
運転士になってから8ヶ月だそうです。私も5年以上は運転していますが、まだまだ若手というか中堅とは言えないと自分では思っていますが、8ヶ月はまだ新人ですよ笑
どのくらい経験があったとしてもこのような行為はやってはいけないことですが、8ヶ月でスマホ操作とは…安全というものを舐めているとしか言えません。
恐らく乗務を降ろされるのは確実でしょう。
ちなみに列車に個人所有の携帯電話やスマホを持ち込んでいいものかと言われると、会社によって規則が異なることで、ダメな会社もあればOKな会社もあります。
と、言うのも中小私鉄の場合空間波無線を使用しているかと思うのですが、山間部などは無線の感度が悪かったり、他車の無線と被ることもあるので、会社所有の携帯電話では無く個人の携帯電話で連絡をとる場合があるからです。これは単に会社の財力にもよると思うのですが、指令から直接連絡する旨の無線連絡を受けて直接連絡を受けます。
ただ、今後このように運転操作中に個人所有のスマートフォンを使用すると言う事案が増えれば中小私鉄も含めて持ち込み禁止となるかもしれません。
それか、移動先の休憩所で個人所有のスマホを使用できないという事態が発生するかもしれないので専用のケースに保管して持ち歩くと言う事になるかもしれません。
まあそれはそれでいいのでしょうけど、規則が厳しくなるということは、元より安全の意識が低下した結果と言わざる得ないということですので、そうならないためも二度とこのようなことが起きないよう願うばかりですね。