2021/05/29

みなさんこんにちは!
先日JR北海道の電車が雪の影響で終日運休措置を行ったことについて記事にしました!多くの方に見ていただけてよかったです。
先程Twitterで、地元北海道新聞が信じられない記事を投稿していたので紹介します。

北海道新聞の意見ではなく、利用する道民の意見をまとめていましたが、「雪に弱すぎ」「信用出来ない」という意見が出ていました。
私からするとこういう言葉が出るのは信じられないことなんです。
もちろん私が鉄道の仕事に就いているという事で、内部事情をわかっているというのはありますが、そうでなくても安全の為の運休が「信じられない」に繋がるのはよくわかりません。
雪に弱すぎ…では無理やり動かして電車が駅も何も無い救助も簡単に来れないような場所で動けなくなったらどうするのでしょうか?
以前新潟県のJR信越線で電車が雪の影響で駅間で立ち往生した際には、15時間お客様が電車から出れない状態になりました。

これは全国的にニュースになりましたし、このような雪で運行させていたJR東日本へに批判が多かったです。
そして今度は、止めると言ったらまた批判の嵐。
本当に世間は自分勝手だなと思い知らされます。
何度も私は言いますが、自分だけ思い通りに動きたいなら電車は使うなと。
遅延、運休等は鉄道会社の責任で発生する場合もありますし、天候や事故などがあればまた遅れる原因になるでしょう。しかし、鉄道会社は以下の綱領に従って動いています。
・安全は輸送業務の最大の使命である。
・安全の確保は規程の遵守及び執務の厳正から始まり不断の修練によって築き上げられる。
・確認の励行と連絡の徹底は安全の確保に最も大切である。
・安全の確保のためには職責をこえて一致協力しなければならない。
・疑わしい時は手落ちなく考えて最も安全と認められるみちを採らなければならない。

これを裏切って運行させた場合必ず死者の出る事故が発生するでしょう。
福知山線脱線事故だってそうです。遅延を無理に回復させようとした結果の事故でした。
一般のお客様にも理解して欲しいものですが、何よりメディアが上記のような記事を出すようでは、過去の事故から何も学んでいないのだなと思い知らされます。