現役運転士による電車の知識と職場裏事情

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お正月などの鉄道会社の工夫とおみくじ切符の販売は切符の用途を履き違えているのかを考えてみた

time 2022/01/04

お正月などの鉄道会社の工夫とおみくじ切符の販売は切符の用途を履き違えているのかを考えてみた

みなさんこんにちは!

年末年始、どのように過ごされましたでしょうか?

私は1月1日の朝までお仕事をして2日はおやすみという感じで仕事納めが翌年になってしまいました笑

まあそういうのは鉄道のみならず公共交通や生活を支えてくださる方々には年末年始というものはあってないようなものですよね…

話はズレましたが、今日の内容は題名にある通り大晦日やお正月にちなんだ鉄道会社の工夫ということで、大晦日には、初詣などに行く人のために終夜列車を運行したり、指定の切符・乗車券を神社に持っていくとお守りと引き換えてもらえたり、切符でおみくじをしたりと…

色々な工夫をしています。

これはコロナが流行り始める前から行っていたイベントですが、今はお客さんが少ないため以前よりも力を入れてやっているように思います。

私自身、お客さんの現象は身をもって感じていますし意外とこういうのは昔から行っていたこともあって現場の人間にも特段大きな負担がかかるようなことがないですのでどんどんやっていくべきだとは思います。

鉄道会社も民間企業ですし利益は少しでも欲しいですからね…笑

ですが、ツイッターで現役で働いておられる駅員さんが以下のような発言をしているのを見つけました。



何をもってこういう発言になったかと言うと、このツイートは下の引用RTしての発言でした。

「駅でおみくじ切符を販売してますよ〜みなさんもいかがですか〜」というツイートで、駅員経験のある私からしても別に違和感もなく、何なら私もその切符が欲しいくらいですけど、1番上のスクリーンショットにあるツイートの駅員さんは企業倫理として違和感を感じるそうです。

まあ私もこういうツイートに一々噛み付くのもどうなんだろうと思いますが、一応私の立場での考えを述べたいという気持ちもあってこの記事を作りました。

昔の時代は知りませんが、今の時代切符という名称を使った商品などは鉄道のみならずたくさんあります。



少し調べさせてもらいましたが、例えばこれが「おみくじ乗車券」と言うのであればまあ仰っていることも間違っては無いと思いますが、切符と言うのは通行券や乗車券、反則切符や比喩的な表現として何らかの出場権を手に入れた際に使用したりする言葉で、言ってしまえば、なんでも使える言葉なんですよ。その切符という種類の中の一つに鉄道の「乗車券」というものがあると言うだけです。

他社は知りませんが、私の勤める会社では切符とは呼ばずに「乗車券」と呼びます。切符とはあまり言いません。

駅員は神主ではない、駅は神社では無いとありますが…まあ問題にすることでも無いのですが、こういうお守りやおみくじと言うのは事前に神社でお祓いをしてもらっているものが多いです。

例えば、土佐くろしお鉄道、能勢電鉄、あいの風とやま鉄道では鉄道に使用する砂を袋に入れてお祓いをした上でそれを「滑らない砂」として駅で受験生に配っているそうです。

これも別に駅は神社ではありませんが、お守りを配っていますよね?

確かに、どれも駅員さんを始め関係者の負担にも大なり小なりなるかも知れませんが、汚い話、儲けの為には仕事としてやらないといけない場面と言うのはあって仕方ないと思います。

もちろん裏では文句も出ますが、鉄道の世界だけでなく、ほかの業種だって年末セール等でいつも以上に忙しいでしょうし私だけではないんだなと思って仕事をすることが大事だと思います。

もちろん時間外労働になって決まった賃金が払われないとか、どういうのになってはいけないのですけどね。

ということで色々とまた話がズレまして申し訳なかったです。読んでいただきありがとうございますm(*_ _)m



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