2021/05/29

Twitterで以下のようなツイートを見かけました。
まあこのツイートをした人たちの共通点は何かと言うと、
「乗車券を無くした。領収書はあるのに運賃を払わされた」
ということです。
一応この先は切符、特急券などはまとめて乗車券と呼ばせて貰いますが、そもそも領収書って乗車券じゃないんですよね。
乗車券を購入したっていうレシートであって、乗車券その物ではないんです。
「乗車券を購入したという証拠」には、残念ながらならず、あくまで乗車券を購入するのに金銭を受け取ったというだけの証明にしかならないのです。
そもそもですが、乗車券というのは旅客運輸規約に基づいて運送を請求することができる権利を証明する証券とされています。
まあ私にも上の説明じゃ理解しずらいのですが…
例えば証券とか云々は置いておいて…
スーパーマーケットで「大根」を買いました。レシートももらいました。帰宅途中、どこかに落としてしまい見当たりません。レシートを持っていけばスーパーでマーケットで代わりの大根をくれると思いますか?
レシートには購入したという事実は記されているかと思いますが、おそらくそんな事ではスーパーは大根を譲らないでしょう。
ちょっと意味が違ってくる例えですけどね…
ではなぜ、運賃を払い直す必要があるのか?
上記の通り、領収書は乗車券では無いという当たり前のことはもちろんなのですが、それを利用して不正に乗車するお客様がいるからです。
例えば、お客様でAさんとBさんがいたとします。
Aさんが駅員に「乗車券を無くした。領収書はあるから通してくれ」と言って駅員が改札を通してしまった。として、その後Aさんの領収書の乗車券を持ったBさんも乗車券で改札を通過できるということになります。
また、1度目の乗車で領収書を利用し、2度目の乗車で1度目の乗車前に購入した乗車券を利用すれば2度乗れたりも上手くやれば出来なくはないでしょう。
そういう不正乗車を防ぐためにも領収書だけの場合駅では、再び運賃を払うようお願いしてきます。
また、不正乗車とみなされた場合は、規定に則り所定運賃の3倍の料金を請求される可能性もあります。
たまに領収書だけで改札を通して貰ったと言う人もいますが、それこそ駅員のサービスであって、本来のルールでは無いのでそこを勘違いしないようにしてほしいです。
大人しく、元の買った乗車券と同額を払って済むのならまだ優しい方ということですね。
まあ乗車券は絶対に無くさないようにしましょう。
最後に鉄道会社で働いていると思われる人の意見?がツイッターにありました。

あのーこういう人は信じては行けません。
仮に、領収書で許してもらえれば駅係員のサービスであって、本来通りのことでは無いと認識してください。