2021/05/29

JR東日本は3月8日、常磐線での自動列車運転装置を使った試運転を報道陣に公開しました。
出発時のボタン操作だけで次の駅までの加減速やホーム停止が自動的に行われる仕組みで、13日始発から各駅停車の綾瀬〜取手間で運用を始めます。
ATOの実用化はJR東日本では初めてです。
試運転では常磐線の松戸〜我孫子間を各駅停車で走行しました。
駅の出発時、運転士が二つの出発ボタンを同時に押すと自動で列車が加速し始め、隣の駅のホームに近づくにつれて徐々に減速、各駅では所定の位置に停車します。
走行中、運転士は緊急対応できるようにブレーキなどを操作できるハンドルに手を添えるだけです。
13日以降もこれまで通り運転士と車掌は乗車し、強風で減速運転が必要な場合などは手動で操作します。