2021/05/29

新型コロナウイルスの影響で業績が悪化しているJR西日本は、来年春に卒業する学生などの採用を例年の4分の1以下に減らす方針を明らかにしました。
JR西日本は、来年春に大学などを卒業する人たちの採用方針を3月1日発表しました。
新卒採用の規模はおよそ130人で、例年の600人前後に比べて4分の1以下に削減します。
総合職がおよそ30人、ほかの100人はプロフェッショナル職と呼ばれる技術系の専門職で、駅員や乗務員の採用は行わないということです。
JR西日本は、新型コロナウイルスの影響で、今年度の業績予想ではグループ全体で2400億円の最終赤字を見込んでいます。
経営の立て直しに向けて、採用の抑制に加えて、ダイヤの見直しや駅の窓口の縮小なども進めて、コストの削減を進めることにしています。