2021/05/29

2月26日、午前8時25分ごろ、神戸市中央区元町高架通のJR神戸線元町駅で、通過中の野洲発姫路行きの12両編成、新快速電車に、ホームから男性が飛び込びました。
運転士は非常ブレーキをかけたましたが間に合わずに衝突しました。
JR西日本や神戸市消防局などによりますと、男性の体は先頭車両の窓ガラスを突き破って車内まで入り、乗客の男女5人が巻き込まれるなどして重軽傷を負いました。
なお、男性は搬送先の病院で死亡しました。
警察によりますと、電車に衝突したのは神戸市西区の42歳の男性会社員で、先頭車両のフロントガラスと運転室後部の窓ガラスを相次いで突き破り、運転室近くにいた男性が左腕を骨折する重傷、このほか、乗客の女性は体調不良を訴えて救急搬送されました。
消防によると、ほかに男性がガラスの破片で軽傷を負い、ほかの男女2人が気分不良を訴えたということです。
新快速電車は、元町駅ホームを西側にはみ出して急停車。救急隊員が線路に入って乗客を救助した。電車内は通勤客らで混雑しており、居合わせた乗客によると、衝突した直後の先頭車両は一時騒然となったという。2両目に居合わせた医療従事者の男性(46)は「1両目から女性の泣き叫ぶような声が聞こえた」と声を震わせた。
この事故で、京都-姫路間が約1時間運転を見合わせ、神戸線に接続する宝塚線、京都線などの各路線でも遅れや運転取りやめが相次ぎ、約3万8500人に影響が出た。