2021/05/29

こんにちは!今日は鉄道法規で習う中で最も覚えておかなければいけないところも含まれます。運転安全規範について紹介していきます!
運転安全規範は、日本の鉄道事業者において、「運転の安全の確保に関する省令」に基づいて制定された社内規程である。大体の構成として安全綱領と一般準則10か条から成り立っている。これは同省令の第2条を準用したものであることが多い。とWikipediaにはあります。
これは安全の確保に関する省令に基づいた「社内規定」になります。ですので鉄道会社によっては内容は異なりますが、大雑把に分けるとJR各社、公民鉄、その他国鉄時代のものをそのまま引き継いでいるところが多いかと思われます。
今回は公民鉄バージョンの安全規範を紹介していきます。
- 安全の確保は、輸送の生命である。
- 規程の遵守は、安全の基礎である。
- 執務の厳正は、安全の要件である。
これは従業員が服すようすべき運転の安全に関する規範で「綱領(こうりょう)」と呼びます。私らは、動力車操縦者養成所にいた時には毎朝これを読み、一日が始まっていました。現役の運転士さんなら、頭に残っている人はかなりいると思います。
ちなみにJR等会社によっては多少内容が異なるみたいです。
次に一般準則というものがあります。Wikipediaにある内容をそのまま出しますのでそれを解説していきます。
・規程の携帯
乗務員は常に既定の書かれたものを携帯しなければいけません。例外もあるそうですが詳しくは会社によって違うそうです。
・規程の理解
乗務員は規定をよく理解してなければなりません。当然のことです。
・規程の遵守
乗務員は、規定を正確且つ忠実に守らなければいけません。
・作業の確実
乗務員は、規程や取り扱いを習熟するように努めて、疑いのある時は最も安全と思われる取り扱いをしなければいけません。
・連絡の徹底
作業に当たって、関係者との連絡を緊密にして、打ち合わせを正確にし、相互に協力しなければなりません。
・確認の励行
作業に当たって必要な確認を励行し、憶測による作業をしてはなりません。
・運転状況の熟知
自分の作業に関係のある列車などの運転時刻を知っておかなければなりません。また、自分に関係のある列車も知っておかなければなりません。
・時計の整正
仕事上使用する時計を常に整正しておかなければなりません。これは運転士さんや車掌さんの持っているような懐中時計はもちろん自分の腕時計でも例外ではないです。ですので乗務の前には時計を照合しないといけません。
・事故の防止
乗務員は、協力して事故の防止に努め、旅客や公衆に傷害を与えないよう最善を尽くさなければなりません。
・事故の処置
事故が発生した場合は、その状況を冷静に判断して、速やかに安全で適切な処置を取らなければなりませせん。また、人命に危機が生じた際には全力でその救助に努める必要があります。また、自分の乗務以外にも事故に遭遇した時にも協力することは鉄道員としての義務と言われています。
これは私の勤める会社のものではなく、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8B%E8%BB%A2%E5%AE%89%E5%85%A8%E8%A6%8F%E7%AF%84を参照にし、解説を行っているものです。会社によっては解釈が異なる場合がありますのでその辺はご了承ください。
以上、安全規範はこのようになっています。