2021/05/29

皆さんこんばんわ!今日は今までのリクエストにお応えして、鉄道の運転士になるために必要な学科講習の内容をお伝えできる範囲内で紹介するシリーズでございます!早速第一弾は鉄道理論とはどういうのかを紹介します。ちなみに今後はこのような感じで、学科科目はバラバラに紹介しながら、順番に見れるように学科名に番号をつけていきますのでよろしくお願いいたします!
では、鉄道理論とはどのようなものか?
鉄道理論、他社では単に理論、運転理論等とも呼ぶそうですが、電車の運転をするため運転の状況を物理的に、また数学的に解釈したものです。鉄道というのは運転士の感覚で運転されてるように見えますが、車の運転と違い、ダイヤに基づいて時間通りに運転しています。この時に必要となるのが鉄道理論です。
鉄道(以後電車と言います)はモーターに電気が流れ、これが回転することにより奏功します。この状態を力行と言いますが、力行から惰性に移り、ブレーキ操作により車輪の回転を抑制し、速度を低下させて停車させます。実際運転曲線などもあるのですが、各時間もないですし、手元の資料を出すこともできないので検索エンジンで「鉄道 運転曲線」と検索してみてください。画像が出るかと思います。
電車を運転するにあたっては、力行により目的の速度になるまで何秒かかるか、どのくらいの距離を走行するのか、どの地点で惰性に移るか、惰性には何秒要るか、惰性後の速度の低下は何Km/hか、惰性による走行距離は何Kmか、速度制限箇所でその速度以下にするには何m手前からブレーキを取るか、ブレーキによって速度制限以下の速度になるまで何秒かかるか、電車を停止位置に停車させるためには、何m手前からブレーキをかけるのか、ブレーキをかけて電車が停車するまで何秒かかるか・・・
これらのことを解析して運転時分と電車の感覚を定めたのが列車ダイヤで、それを決めるための基礎というのが鉄道理論です。
特急など駅を通過する列車もあるので、走行する列車の種別ごとにダイヤを作成して、すべての駅間と全体の線区の運転時間を計算してダイヤができます。
と、いう感じで今日は私の時間の関係もありここまでの紹介でしたが、要は鉄道理論というのは、運転技術に必要な知識ではありますが、どちらかといえばなぜこの時間で走るのか、紹介はしてませんが、なぜノッチを入れたら電車が動くのか、モーターにはどのように電気が流れて動くのかなどを、説明文や計算式を用いて理論的に知識を深めるものとなっております。ですのでテストとかがあるとすれば、単語や記述式の問題もありますが、どちらかといえば計算の問題もあります。
あとは、上記の内容だけでは時間の計算や距離計算がメインに見えますが、実際にはモーターの他、歯車装置についてや、抵抗、加速力、ブレーキ理論、そして適正操縦法などの内容も含まれています。運転士さんにとっては一番苦手だったという声もそこそこあるくらいの分野です。
今後は少しづつですが私の記憶とネット上の情報を参考にしながら理論も含めすべての項目を紹介していきたいと思います!ちなみにほかの項目名については内容まではありませんがウイキペディアにも出ていますので参考までにぜひご覧ください。