現役運転士による電車の知識と職場裏事情

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新型コロナの時期にあった、ありえない鉄道会社への苦情

time 2020/07/01

新型コロナの時期にあった、ありえない鉄道会社への苦情

みなさんこんにちは!今日は新型コロナウイルスにより非常事態宣言が出ていた最中に、お客さまよりいただいた「は?」と思うようなありがたい?苦情を3つご紹介したいと思います。

・「何で電車動いてるの?」

列車に乗車したお客さまより問い合わせがあったそうです。もう一度言います。乗車したお客さまよりの問い合わせです。コロナウイルスによって不要不急の移動は自粛している最中、鉄道が動いてるのがありえないという考えだったそうですが、不要不急の自粛とはいえ、仕事をしておらる方、中には医療従事者だって利用しますし何よりその苦情を言ってきたお客さまだって利用してきましたよね(笑)それと私は詳しくわからないのですが、公共交通、インフラ関係、スーパーなどは簡単に営業を止めることは法律とかではないと思いますが、会社だけの判断でできないようです。

・定期券を途中解約するお客さまより→「なぜ手数料を払わなければいけないの?」

定期券の解約には基本的に手数料や解約金などが必要な場合が多く、当然途中解約ならば、購入時の料金を満額返すことなどありえないですよね。そんな中で、コロナのせいで~、という理由で満額を返金できないことに対してとても苦情が多かったと聞きます。確かに、本来なら満期まで使うつもりで、尚且つ災害のような突発的に出てきた非常事態の場合確かに手数料などまで払ってなぜ払い戻しが必要なんだという気持ちもわからなくはないですが、私らも商売ですし何より民鉄ならば少ない利益も必要です。そういう文句は行政や、休校、自宅待機を命じた自治体や国に言ってほしいものです。もちろん私的にもこういう払戻には補助金や国などが負担してくれれば助かるのでしょうが・・・とにかく一駅員にそういう文句を言われてもどうしようもないのですよね・・・

・清掃員へ対して「あなたたちが消毒液を買い占めるから私らが買えないじゃないか」

これは清掃員が椅子や手すりをアルコールもしくは次亜塩素酸などの消毒液で消毒作業をしていた時にお客様から言われたそうです。当時アルコールなどは病院ですら不足をしていました。当然ながら鉄道会社でも不足しており、アルコール以外の消毒液を使用していたりして、コロナウイルスの感染対策などをしていたわけです。そのような中でそんな苦情を言われるのは本当にどうかしていると思いますし、そもそもそのお客さまも、ご高齢でとてもお仕事で外に出ていたようには見えなかった・・・と聞いております。どこまでが本当かわかりませんがお客様の安全のために行っていたことで文句を言われるなんてひどい話です。

ということで以上、私が「は?」と思った苦情でした!

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densei

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