現役運転士による電車の知識と職場裏事情

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鉄道会社の離職者の多さとその理由

time 2020/06/28

鉄道会社の離職者の多さとその理由

さて、ある転職サイトや私のいる会社もですが、ほかの会社の方からも聞いたりしてなぜ会社を辞める人が多いか少し調べてみました。

まず、人間関係。比較的鉄道会社というのは昔からあるもので、考え方などが古い人が多いというのもありますが、特に組織内は縦社会。いわれたことのできない人はすぐに冷たい目で見られることもあります。あと、某第三セクターの鉄道会社さんの口コミがネット上にありましたが、人事評価も残業をよくやっている人や上のお気に入りの人は比較的良いと。そういう考えについていけない人も会社にはやはり居づらい状態になるのかなと思います。また、うわさが回るのが早いです。小さいミスをしてしまったとき、あまり社交性がなく内気な人や、周りの評価(勝手な評価)が高くない人はすぐにうわさになり、周りの話題のネタにされがちです。一方、いわゆるベテランや周りとよく絡み比較的評価が高い(勝手な評価)な人は同じような小さなミスをしてもあまり話題にはなりません。そもそもそんな噂が立つのはどうかと思いますが、周りに迷惑をかけないものであれば周りがどうこう言う必要もないですが・・・

次に不規則勤務で体を壊す場合です。こういう仕事をしていると、元は健常者でも後々肥満になったり寝不足が続くなどで健康診断でも悪い結果が出がちです。実際私も体重がめっちゃ増えましたし、高血圧や無呼吸症候群などにもなる人が比較的多く見えます。ただこういう病気は、寿命を縮めるだけで直接辞める原因にはならないと思いますが、中にはうつ病や適応障害になる人もおります。特に車掌や運転士などの乗務員。常にお客様の命を預かりながら仕事をしているわけで、常に神経をはっている状態です。そう状況で、限界を超えてプつっと体が突然おかしくなったり、いつもみたいに仕事ができなくなって、仕事に来れなくなったり、休職に追い込まれる場合があり、最終的に仕事を辞めるという方もおられます。誰が悪いというわけではないですが、仕事柄そういうこともあるわけです。

最後に、一方的に会社や周りを悪として辞めていく人です。先ほどまではどちらかといえば会社が悪というのが原因で話してきました。転職サイトの口コミや周りの愚痴の中でもそういうコメントや意見が多いですが、インターネットの情報だけでは見えない原因の一つで、自分がミスをして怒られた、注意を受けた、処分を受けた理由に納得できない。自分は正しい。会社のここが悪いと一方的に決めつけて辞めていく。もちろん会社側が正しくない場合もありますが、そうでないことも多いです。また、入社したばかりの社員が、指導係や上司に理不尽な理由で納得できずにというパターンもあります。何度も言いますが会社が悪いパターンもあります。ただ私としては証拠もある状態でミスを指摘されて反省せず反発する人にはこういう仕事は危険なのでほんと辞めたほうがいいなとは思います。ほんとに

という感じでほかにも理由はたくさんあるだろうと思いますが、大雑把にこんな感じで紹介しました。

対策として私がしていることは、

・周りと仲良くする

・どっちつかずの正義を貫く(黄猿??(笑))

・ミスったら速攻で報告

・そもそも会社の人間と本気で仲良くしない。あくまで他人なので(表向きは仲良く)

・相談相手は社外の人

などなど、自分で対策することも大事かと思います。

他の会社でも似たようなことがあるかと思いますが、一応これからこの業界を目指している方の参考になればかと思います。

あくまで今回の記事は個人的な考え方ですので・・・

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densei

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