現役運転士による電車の知識と職場裏事情

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鉄道マンの残業は?事務職とは違う残業事情

time 2020/06/12

鉄道マンの残業は?事務職とは違う残業事情

こんばんわ!日が変わっちゃいましたね・・・

実は今日(もう昨日)はお休みだったのですが残業で勤務が入りお仕事をしておりました。今日は鉄道マン(駅員、運転士)の残業事情について紹介したいと思います。

まず鉄道マンの残業というのは主に、風邪で誰かが休んだからその休んだ分の人の代わりに働くとか、欠員がいるのでその人の分も働くという意味で残業をして補うということです。

事務職とは違う残業事情というのは、私は事務の仕事に就いたことがないので正しいことかはわかりませんが、事務の仕事は一人が休めば出勤している誰かがその場で二人分の仕事をしたりして補ったりすることもできます。できない仕事もあるかもしれませんが・・・

ただ、例えば運転士の場合交番表に1日A勤務、2日はB勤務というようにその日の勤務の実働時間、拘束時間や行路というのが決まっています。仮にA勤務の人がいなかった場合、A行路の列車は誰かが運転しなければなりません。だけれども、運転士の仕事というのは同じ時間に二人分の運転というのは当然ながら不可能なわけです。ですので先ほどのA行路に乗る人がいない場合は、公休者が出てきて公休にA行路に乗ったり、泊り明けの乗務員がそのまま出番の勤務に乗るなどして、運休の出ないよう調整するわけです。

全国的にバスや鉄道会社でも人手不足が続き、慢性的に欠員が出ております。働き方改革で残業時間にも制限が出てきたとはいえ、平均的に40~60時間の残業をしている運転士さんもおります。中には残業代がないと生活できないという方もおられるかと思いますが、やはり時間外で働くと疲労や眠気によりヒューマンエラーの起こしやすい状態になりますのでほんとは命を預かる仕事としては残業はあまりしないほうがいい当然いいと思います・・・・

実際私も月に4日しか休んでいないのでほんとに何とかならないかと思います。

ちなみに駅員も同じで、日勤が2人、当直が2人必要になったら1人でも欠けると仕事になりません。例えば券売機の売り上げを担当しなければいけない駅員がほかの仕事をしながら・・・なんてできませんですしね

とにかく交通事業者は離職率が高く、常に欠員が続いている会社が多いです。国にはこういうところの法律も整えてくれることを願いたいもんです。

それではまた!

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densei

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